ローゼンメイデン・トロイメント 第十二話

ローゼンメイデン・トロイメントの第十二話を見た。最終話まで見終わったので、アニメの感想を。
無印のローゼンメイデンは、引きこもり、登校拒否な少年の描写が痛かった。玄関で視界がぼやけるシーンなんか、凄いわかる。人間の物語性に対して、人形達はかなり異質。その違和感が、段々と消えていくのが見ていて心地良かった。敵役も秀逸。ラスト付近、良くまとまっていたと思う。
少年の成長物語だった第一期に比べて、トロイメントは人形達にフォーカスしていた。7体もいると、関連付けや書き分け等で、キャラの立たせ甲斐があったんじゃなかろうか。その点では、みんな見せ場があったから良いかと。ラストは、あまりに急展開で説明不足と言うか、そもそも第三期が前提のような作りと言うか…。以下、キャラ感想。
・真紅:ツンデレ? いや、普通に可愛いよ。声がおばさんとか言われてるけど、むしろ不自然なアニメ声よりはしっくり。くんくん絡みとか、服を直してもらってる時の球体関節な足をブラブラとか。でも、これが「赤いの怖い」の元ネタかと思うと、ジュンじゃなくても首を吊るしか…。
雛苺:ジュンの頭の上によじ登ったり、翠星石にいじめられたり、動きが可愛い。んでも、現実にこんなんいたらウザいかもなぁ。
翠星石:腹黒。オッドアイツンデレ? だからどうした、俺は萌えない。でも、蒼星石との絡みからラストまで、強い意志を見せてくれる時は格好良い。ただの道具かと思いきや、如雨露が武器ってのは衝撃。
蒼星石:妹! 男じゃないの? でも、性別は関係ナシに、性格が格好良い。良く言えば潔い、悪く言えば頑固。蒼星石と違って、1人が栄える。姉と逆のオッドアイ。こうも主張する色だとパッと見の印象には残る。でも、計24話も見ると慣れてしまう。
水銀燈:萌え。黒い翼、鋭い視線、扇情的な言葉、冷酷と思わせる程の強い意志、そして、純粋で健気な父への思い。トロイメントからは、ミーディアムのめぐを心配する心も相俟って、もう、ね。君はジャンクなんかじゃない!
金糸雀:えー、雛苺みたいなのがもう1人増えるのー? でも、ラストの翠星石の一件で、見直した。見直した…けど、1人だけ弦を切られると使えなく武器って、弱くね?
薔薇水晶:眼帯娘。オウム返しな辺り、模造品ってな事だったんだろうか。普段の無表情が解かれた時、ニヤリとか、激怒とか、惹かれる。水晶の剣だけでなく、キックもする辺りも好き。でも、萌えじゃない。
桜田ジュン:受験失敗からヒッキーに。ミーディアムって心の強さを使うんじゃないのね、きっと。
桜田のり:正直、この人はようわからん。
人工精霊:物言わぬ光だけど、良い味出してる。ホーリエ、ベリーベルスィドリーム、レンピカ、メイメイ、ピチカート。特に、単独行動の多い金糸雀の相方、ピチカートは美味しい。