スーツ

自分が初めてスーツを着た記憶は、高校まで遡ります。当時自分は6足の草鞋の1つの演劇部で市長役をやっていて、父の古いスーツを引っ張り出して貰いました。今考えると、昔の父は今より体格が良かったんだと思います。本番で台詞を忘れたのは良い思い出です。
次にスーツを着たのは、成人式ではないでしょうか。背広、スラックス、ワイシャツ、ネクタイ、と一通り揃えました。就活で着たり、女性にせがまれて着たり、自動車通勤時に着たり、と大活躍でした。
ネクタイピンは普段はしないのですが、宇高の校章が入った物も、祖父の形見のシンプルな物も、思い入れが深いです。どうして千葉大の卒業記念がタイピンでなく目覚まし時計になってしまったのか理解に苦しみます。
その後、背広は肩が解れてアロンアルファ応急処置、スラックスは自転車通勤時に大破、ネクタイはうっかり洗濯してしまいシワシワ。そして、ワイシャツはもう襟の部分がボロボロで、着る機会も減ることですし、今日捨てることにしました。
紫のタイに合う、ピンクのような淡い紫のワイシャツ。俺の社会人人生の相棒よ。今までありがとう。


で、何が言いたいかというと、無職になりました。(ででーん)