月姫・東方・ひぐらし、の次。

三大同人ゲームってあったじゃん?
一般的には以下の3作品。
月姫TYPE-MOON
東方Project上海アリス幻樂団
ひぐらしのなく頃に07th Expansion
でも、明らかに東方だけ息が長いよね。ひぐらしも長かったけど、流石にもう終わコンだよね。
で、何かそれに関係しそうな「どうすれば次のムーブメントに」ってな質問が出てたから、回答してみた。
個人的にはOmegaの視界とか来るんじゃないかと思ってたんだけどなぁ。聖地巡礼する人とかも出てたくらいだし。

二次創作の対象としてのムーブメントという視点で回答します。
全盛期のひぐらしと現在の東方について共通点を挙げるならば、定期的に公式のコンテンツが追加され続けている(いた)ことは見逃せないと思います。加えて、それらが明確な時間の経過を伴う続編ではない点も大きいのではないでしょうか。
例えば、大作RPGのキャラクターのその後が書かれる続編が出た場合、前作をプレイしていない人は二の足を踏むでしょう。かと言って、タイトルや世界観だけを引き継ぐ続編を出せば、キャラクター重視の二次創作を伴うコミュニティでの成長はリセットされるでしょう。
ひぐらしであれば、各キャラクターの位置付けが理解出来れば、全ての平行世界の災害を把握していなくても(本来のミステリとしての楽しさではありませんが)二次創作の世界を楽しむ事が出来ます。また、扱い易く濃いキャラが揃っており、新たな平行世界の構築・オリジナルストーリーの開発環境としては十分です。○○し編、を追加しやすいのは大きなメリットです。それは同人だけでなく、公式の漫画やラジオドラマでも同じです。
東方であれば、基本的にはシリーズのどのタイトルからであれゲームを楽しむ事が可能です。異変の時系列はあっても、霊夢の年齢が上がり続けている訳ではないです。また、STGのゲーム性以外にも魅力的な世界観や物語性、絵や音楽のアレンジへの寛容性など、開発環境としては前例がない程に整っています。そして、現在でも定期的にライブラリの拡張・リソースの追加が行われています。

以上から、
・ゲーム・ノベルとして普通に面白い。
・定期的に公式の続編が発表される。
・同一のキャラクターが登場する続編だが、明確な時間経過は伴わない。
・一部だけでも楽しめる。メディアミックスを含むシリーズ全てをプレイする必要はない。
・でもハマったら全シリーズを知りたくなる深い世界観と広い人間関係。
・物語、絵、音楽、について二次創作を許可、推奨している。
・動画や3Dモデル等も二次創作、アレンジ用に配布すれば良いかも知れない。
ひぐらしや東方に公式の「地図」と空白部分があれば盛り上がらないかな?続編を追加した時に整合性とか大変になりそうだけど。