フィリピン行ってきます

フィリピン行ってきます。
詳細は帰国後にでも。


以下、追記。


フィリピン・マニラ ぶらり一人旅 1日目
午後の便で出国なので、昼頃に電車に揺られて成田に行った。成田空港は慣れっこなので特に迷う事も問題も無く、15時という旅行会社の指定時間からダラダラと待ち時間を過ごした。17時からキャセイパシフィック航空で香港へ。香港経由の方が、航空券が安かったので、時間はかかるがやむを得ない。機内放送は日本語、英語、中国語(香港語?)の3種類。機内食は、それなりに美味しかったけど、サラダに俺の嫌いなセロリが入っていてちょっとションボリした。
香港・チェクラブコク国際空港に、ほぼ定時の21時頃到着。日本と香港の時差は1時間で、フィリピンと同じ。そこでまた1時間ほどブラブラ。両替をしないと買い物も出来ないのでホントに暇で、行ける所は全て歩いた。基本的に綺麗な建物なので、安っぽい海外の雰囲気は無かった。その中で見付けたちょっと怪しい日本語の店「優の良品」。全部漢字ならまだしも、「の」が入っているので明らかに日本語を意図して名付けられた店なのだが、明らかに日本語としておかしい。思わず撮影。
香港からさらに2時間の空の旅を経て、フィリピン・マニラのニノイアキノ国際空港に到着。機内食は、カサカサのパンに挟まれた挽肉バーガー。腹癒せに、ドリンクサービスは全て赤ワインをもらって飲みまくった。機内放送は、中国語と英語とタガログ語。この便には日本人なんて(俺以外)たぶんいません。
ニノイアキノ国際空港はお世辞にも綺麗とは言えない建物。セキュリティも、銃を構えた警備員さんはたけど、入国審査はすぐに終わってしまって、それはそれで嬉しくも、どうかと思った。あるいは、日本国のパスポートの強さだろうか。荷物を回収してロビーに出ると、「井ノ瀬 一様」と書かれた(そのつもりで書いたのであろう)紙を手にしたおじさんがいて、動揺した俺の姿を見て手招きしていた。念のため動揺した理由を書くと、その文字は俺の名前ではない。
おじさんの名はダニ○・アギ○さん。日本語がそれなりに話せる、現地の旅行会社の方。社員証を見せてくれと言ったら、折り畳んだコピー用紙のような物を見せてくれた。ぶっちゃけ、現地ガイドを装った詐欺師の可能性を確認したかったんだが、フィリピンでは日本のような綺麗な社員証なんてないのかも知れない。ナンバー等は日本で届いた書類と同じだったので、信じて車に乗った。
自動車に乗って思ったのは、信号がない事と、運転が荒っぽい事。日本にもギュンギュン飛ばすタクシーの運転手さんとかいるけど、比じゃない。スピードは深夜だからかも知れないから良いとしても、信号のない交差点を我先にとパッシングして突っ込んでいく様は乗っている俺も恐怖。
既に日付は変わっていたが、少しでも日本語の通じる人がいるうちにと思って、両替の出来る場所へと連れて行ってもらった。空港も、ホテルも、レートはあまり良くない。それよりは良いと言われて、着いたのは「ねもとレストラン」。何故ここに連れてこられたのかわからなかったが、中にいたとてもふくよかなおばちゃんは日本語がとても上手で、1万円札を1000ペソ5枚に替えてくれた。確かにレートは「1ペソ≒2円」なので問題ないのだが、アバウト過ぎやしないだろうか。少し話をしてわかったのは、ねも○さんは日本人で、フィリピンでガイドをしているうちに日本料理屋をやるようになったらしい、という事。滞在中にフィリピンの日本料理を食べに来るよう約束させられた。
それからホテルに行った。パサイ市の北の方にあるアトリウムホテルという所で、フロントが15階にある中空の不思議な建物。チェックインの手続きをしてみると、普通の部屋がないらしく、スイートルームに連れて行かれた。会話は英語。空港でもレストランでも特に必要なかった英会話が初登場。部屋に入っての第一印象は、「寒い」。大石蔵人が好きそうなカンジにエアコンがガンガンに効いていて、上着も半袖で来てしまった俺は凍えた。
荷物を置いて、水を買いにコンビニに行った。フィリピンは暑い国なのに、水道水が飲めない(無神経に水道水を飲める国なんて日本くらい)ので、ミネラルウォーターはライフライン。しかし、困った事に、俺は道が渡れない。自動車の運転が荒いと書いたが、歩行者の立場の俺は更なる恐怖。横断歩道は無いので、体で車を止めて、その隙に渡るのだそうだ。何で日常的にスタントマンせにゃならんのかわからない。でも、頑張って渡った。
コンビニは、都市部でちゃんとした仕事をしている方々が使う店。デザインも名前も、日本でよく見るセブンイレブン。ペットボトルの値段は、1.5リットルのミネラルウォーターが18〜22ペソ(約40円)で、500mlのジュースが15ペソ弱(約30円)。お酒は、現地のビールは30ペソ台くらいで安いが、スミノフのような日本でも見覚えのあるような酒は70ペソくらいでそれ程割安という訳ではない。水と、ビールと、好奇心をくすぐった赤い液体のホットペプシを買って、ホテルに戻った。
ホテルの前で○ニーとはお別れ。後は、話があれば電話しろとの事。その話を外でしていたら、長身長髪ムキムキの男と美女がホテルの前を通りがかった。徐々に近付いてくる2人を見ていたら、衝撃! 実は、ムキムキ男はオカマさん。あまりの事態に動揺して声を上げたら、俺が日本人なのがバレたらしく、「はぁい、あなた日本人ね、こんばんわ」と、野太い声で話しかけられた。話しかけてきたのは、俺がついさっきまで美女だと思っていたオカマさん。ガイドや元日本人を除いて、フィリピンで最初に日本語で会話した相手が、オカマだなんて…。更なる動揺も全く隠せなかったが、頑張ってあいさつした。
部屋に入って最初にしたのは、エアコンのリモコンを探す事。しかし、2部屋隈無く探しても見あたらない。仕方ないので、我慢。テレビを付けたらANIMAXで日本のアニメを放送していた。予告編で放送していたアニメを挙げると、電影少女Zガンダム幽々白書SAMURAI7、等々。流石ジャパニメーション、とは思ったけど、新旧玉石混合なのはどうなのだろう。日本のANIMAXもそうなのだろうか? それを横目に見ながら、荷物の整理をして、凍え死なないようにしっかり布団に入って寝た。